鈸(はち)


「バシャア~ン、シャラシャラシャラ、バシャア~ン!!」って鳴るシンバルのような楽器

です。

よく繞鈸(にょうはち)と表現しますが、繞とは銅鑼(どら)のことで、銅鑼と鈸を併せた

名称が繞鈸です。法事や葬儀などの法要で使用する仏教楽器。潮音院では、江戸時代の鈸が

現役で活躍しています。

 

*文政7年(1824)のものには、「法印信浄」 という住職の名が彫られてある。

*慶應4年(1869)のものには、「法印鑁純」。

*年代不詳のものには、「実相院・実法院・大円坊」。もう片方には、「密蔵院・明福院・

大楽院」。と彫られている。

潮音院を挟んで北と南に3戸ずつの山伏の名前である。この地域では、「やんぼし」と呼称

する。「山法師」や「山伏」がなまった名称か。